- せんど
- I
せんど【先度】さきごろ。 せんだって。 このあいだ。 以前。 先日。⇔ 後度「~申しましたとおり」IIせんど【先途】(1)勝敗や運命を決する大事な分かれ目。 せとぎわ。 多く「ここを先途と」の形で用いる。
「ここを~と戦う」
(2)行くさき。 進みゆくさき。 前途。「~いづくを期せず, 後会其期をしらず/平家 12」
(3)行きつくさき。 最後。「しばらく生きて, 宮の御~を見果て参らせよ/太平記 7」
(4)家柄によって定まっていた官職の上限。「執柄の息・英才の輩も此の職を~とす/平治(上・古活字本)」
~を遂(ト)・ぐ目的を果たす。 本望を遂げる。III「渡海の~・げて本朝に渡り/平治(上)」
せんど【千度】※一※ (名)(1)千回。 ちたび。(2)〔近世上方語〕回数・分量などの多いこと。 たびたび。 なんども。「~いうても, とともう内のが耳潰してぢやつたが/滑稽本・浮世風呂2」
※二※ (副)ひどく。 たいそう。IV「初午は~むちやぢやわいな/洒落本・風流裸人形」
せんど【繊度】繊維の太さを表す語。 繊維の一定の長さに対する質量の割合, または一定の質量に対する長さの割合で示され, 前者をデニール, 後者を番手で表す。Vせんど【賤奴】しもべ。 めしつかい。 奴隷。VIせんど【鮮度】(野菜や魚などの)新鮮さの度合。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.